日本の消防機器

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日本の消防機器の紹介

はじめに

我が国で製造される多くの機器は、物づくりに係る永年の匠の技(伝統技術)を背景に、より正確、ち密、ニーズに合った性能機能等に対応した開発設計が行われ、原料調達から製品化に至るまでの徹底した品質管理のもので製造され、再現性が高く、バラツキのない品質を有しています。

これらの物づくりの伝統技術は、消防機器の開発設計や製造にも生かされています。

消防機器は、火災等の災害の予防、防除、被害の軽減等のために使用されるもので、建築物等に設置される消火設備・警報設備・避難設備、消火活動を支援するものがあります。さらに、消火・救助活動に使用する資機材や消火・救助活動する者を守るための資機材等もあります。

日本の消防機器に関する開発・設計及び製造は、永年の歴史を有しています。
この間には、建築物等の火災等の災害が発生し、さらには建築部等も多様化、高層化、大規模化等し、想定される火災等の災害の危険性やその被害も複雑多様化しています。
これらに対応し消防機器も時事進化する科学技術等を積極的に導入し、より先駆的、性能・機能の高度化、品質の信頼性の向上等を図り、設置、維持管理等が容易になるなど、日々進化をしています。

ここで紹介する日本の消防機器を製造販売している企業は、消防機器海外展開支援センターの会員であり、我が国において消防機器を製造販売等している代表的な企業です。
これらの企業は、消防機器に関する永年の開発・設計さらには製造技術において、優れた実績を有し、高品質で優れた性能機能等を提供しています。

個々の企業が紹介している消防機器は、積極的に海外に紹介、販売等をすることができる製品情報として掲載しています。

ここに掲載されている消防機器について、興味を持たれた場合、さらに詳細な情報を入手されたい場合などには、個々に掲載されている各企業の問い合わせ窓口まで、連絡していただくことをお勧めします。

日本の消防機器の種類

消防機器には、火災の発生を早期に感知し、関係者に報知・通報するための火災感知・警報設備、初期消火に有効な消火器具や消火設備、迅速円滑に避難することを支援する誘導灯・避難器具などの避難設備、消防隊の消火活動を支援する設備、さらには消防隊が使用する消火・救助活動用の車両・資機材等があります。
これらは、それぞれの目的に応じて、設置・使用されます。

建築物などの防火安全対策に用いられる消防機器

消防隊の消火・救助活動等に使用される消防機器

消防機器の品質確保の体系

消防機器の性能機能等に係る品質は、次の体系により確保されています。
日常時から火災の発生に備え、警戒監視を継続するとともに、万が一火災が発生した場合には、消防機器に求められる性能機能等を100%発揮できるようにされています。

消防用設備等 使用目的に最適な構造・性能機能等が加味され、一定の水準を確保
製造 原材料・製造・加工・組立等の工程管理が行われ、安定した品質を確保
製造段階においても均一な安定した品質を確保
流通前確認 市場に流通する前に、強制又は任意の基準認証制度により、厳正な確認
販売・事前確認 消防機器の専門販売店等による販売
建物に設置される消防機器の着工前届出と確認
設置・施工 専門的知識を有する技術者が、設置・施工を行い品質を確保
消防検査 消防機器の設置(完成)届出
基準に適合するように設置されているかを消防機関が検査
定期点検 定期的に専門的知識を有する技術者が点検を行い、性能・機能等を確保
点検結果の届出
交換・整備等 不備等がある場合には専門的知識を有する技術者が、交換・整備等を実施